メディアフォース 開発者ブログ

株式会社メディアフォースの開発者による非公式ブログです。

キャリアプランを考える ~1. 自分コンセプトを決める~

夏の暑さも落ち着き秋の涼しさも感じられるようになった昨今、いかがお過ごしでしょうか。

9月ともなると就職活動に励む学生が目立ちますね。当社でも数年前から新卒を精力的に受け入れており、最近では中途採用より新卒採用のほうが比率が高くなってきました。

さて、当事業部でも新卒者を受け入れますが、中途採用と違って新卒者はキャリアプランを決めきれてないケースが多く見られます。 就活シーズンということで、キャリアプランについてお話したいと思います。

キャリアプラン

就活生にとって就職とは金銭を稼ぐ手段を得るためのものであると思いますが、学生の期間は20年前後であるのに比べ社会人の期間は40年以上もあります。 是非とも学生のうちからキャリアプランを考えておき有意義な社会人生活を送っていただければと思います。

キャリアプランについてはググれば多々でてきますので、そちらも併せて参照いただくとして筆者個人の定義としては次のように考えてます。

自分コンセプトを定義し、コンセプトを全うするためのプランニングおよび実行する

自分コンセプト

自分コンセプトは本記事で説明します。

プランニング・実行

コンセプトに基づく計画をし、そしてそれを実行します。 次回以降の記事で説明します。

自分コンセプトを定義する

コンセプトは「概念」や「根幹」といった意味の言葉です。自分のコンセプトとはその言葉の通り、自分自身の概念・根幹を意味します。

自分のコンセプトは具体的なものでなくとも構いません。どちらかといえば抽象的・曖昧であるほうが良いです。 また、自分コンセプトで大事な点は、「どうなりたいか」ではなく「どうありたいか」という点です。 「なりたい」であれば一瞬でもそれを達成できれば叶えられます。「ありたい」は永続的に達成し続けている必要があります。 なりたい自分ではなく、あるべき自分を明確にすることでコンセプトが出来上がります。

例えば次のようなものです。

  • 後輩にとってかっこいい先輩でいたい。
  • 現場のエンジニアとしてチームを引っ張り続けたい。
  • エンジニアとして最新技術を追っていきたい。
  • 従業員を幸せにする経営者でありたい。

これらは具体性がなく、非常に抽象的な「どうありたいか」です。 これから仕事をはじめる就活生にはなかなか難しいかも知れませんが、先に就職した先輩や社会人の友人、先生、家族、兄弟などにキャリアプランの相談をしてみるもの良いことです。

自分コンセプトを定義することで自分の言動に基準ができ、言動や外見が自分コンセプトから外れていないか、常に振り返ることでありたい自分に近づくことができます。

コンセプトに基いて行動する

先輩や上司といえど人ですから、機嫌の悪い日もあります。後輩のちょっとしたミスを執拗に追及してストレス発散したくもなります。 そんなときは後輩を感情任せに怒鳴り散らすことが「かっこいい先輩」であるのか、振り返ってみることができます。

就活生であれば、自分のコンセプトを満たす企業を選択するのが良いでしょう。 例えば、インターネットの世界で活躍したい、という方であればWeb系のIT企業という選択肢が見えてきます。 最新技術を追っていきたい方であれば、研究職のある企業が良いかも知れません。 安定した生活基盤を求める方であれば、業績を見て常に一定の利益をあげている企業や大企業と取引のある中小企業という選択肢があります。

キャリアプランだけでなく、様々な行動原理にコンセプトは適用することができます。

次回はキャリアプランにおける自分コンセプトを達成するためのプランニングについてお話したいと思います。